マイナス金利政策が解除されましたが、今後、金利がどうなっていくのか気になるところです。金融機関からの事業資金の借入金利にも影響が及ぶことから、企業の財務戦略に影響を及ぼすことにもなります。 マイナス金利下では借りられるだけ借りて手元資金を最大化するという戦略を推奨する向きが多かったと思います。個人的にもその方針に賛同しており、いくら足元の業績がよくても将来何が起こるかわからない、という前提に立てば手許資金はあるだけあった方がよいという考えで、弊所クライアント様にもそのようなアドバイスをしています。 ただ、金利が上昇し借入利息負の担を増加させてまで、不必要に借入をするかという点は検討が必要になってくると思います。 個人的には金利が上昇したとしても一気に借入を減らすというのは得策ではないと思っています。金融機関との取引はある種の保険だと考えており、金融機関との取引は継続していくべきだと思います。そうすると、自社にとって最適な手元資金の残高を再検討するとともに、既存の借り入れ条件の再点検やこれまでに取引のない金融機関との取引を検討していくことも必要ではないでしょうか。 今回のマイナス金利政策の解除を機に財務戦略見直しをしてみるのはいかがでしょうか。
yusukekondo9
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