会計上の利益と税務上の利益はなぜ違う?|社長が知らない“ズレ”の正体
- yusukekondo9
- 3 日前
- 読了時間: 2分
・はじめに
「そんなに利益出ていないのに、なぜこんなに法人税がかかるの?」
これは、会計上の利益と税務上の利益のズレを理解していないことが原因です。
今回は、社長と税理士の対話形式で、その“ズレの正体”を解説します。
社長:
先生、うち今期は利益300万円ですよね?なのに法人税が思ったより高いんですけど・・・。
税理士:
その300万円は「会計上の利益」です。税金は「税務上の所得」に対してかかります。
社長:
え?違うんですか?利益=課税対象じゃないんですか?
税理士:
イコールではありません。
税務上は、会計利益に“調整”を加えて計算します。
これを 税務調整 といいます。
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ズレが生じる代表例
① 交際費の一部は損金不算入
会計上は費用でも、税務上は全額損金にならないケースがあります。
② 減価償却の限度額
会計上は任意に計上できますが、税務では「法定耐用年数」「償却限度額」があります。
③ 引当金
会計では計上できても、税務では認められない引当金があります。
④ 役員賞与
会計上は費用でも、事前確定届出給与でなければ損金になりません。
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社長:
じゃあ、うちの300万円は実際いくら課税されるんですか?
税理士:
例えば、
交際費の一部が損金不算入
寄附金の限度超過
資産の償却超過
などがあると、
会計利益300万円 → 課税所得600万円
ということも普通にあります。
社長:
それ知らないと、税金の見込みがズレますね・・・。
税理士:
その通りです。
そしてもっと重要なのは、
「節税のつもりが、財務を弱くすることがある」
という点です。
・年商3億円を超える会社の考え方
3億円未満の会社は、
「どうやって税金を減らすか」
に意識が向きがちです。
しかし、3億円を超えていく会社は、
税引後利益をどう残すか
内部留保をどう積み上げるか
金融機関評価をどう上げるか
を考えています。
貴社は、
税務調整の中身を説明できますか?
別表四の増減算を理解していますか?
税金の着地見込みを期中に把握していますか?
これができていないと、“数字をコントロールしている経営”とは言えません。
会計上の利益と税務上の利益のズレは、
経営をコントロールできるかどうかの分岐点
です。
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