資金繰り表と決算書の整合性のチェック方法|ズレの発見と修正ポイント
- yusukekondo9
- 2 日前
- 読了時間: 2分
はじめに
資金繰り表は、日々の資金管理に欠かせないツールです。 しかし、経営者が意外と見落としがちなのが、
「決算書と資金繰り表がちゃんと整合しているか?」
という点です。 資金繰り表だけが正しければ良いわけではなく、 決算書と整合してはじめて資金管理は正確に機能します。 本記事ではそのチェック方法と、ズレが生じやすいポイントを解説します。
なぜ整合性が重要なのか?
決算書は外部(金融機関・税務署)への公式資料
資金繰り表は内部の意思決定資料
この2つの数字が噛み合っていないと、 銀行融資や資金戦略にズレが生じ、 誤った経営判断を招くリスクがあります。
チェック①:期末現預金残高の一致
まず確認すべきは、
■ 決算書(貸借対照表)の「現預金残高」
と
■ 資金繰り表の「期末残高」
が一致しているか。
ズレがある場合:
入出金の記録漏れ
借入金・返済や税金支出の反映ミス
現預金以外の資金(未収入金・立替等)との混同
チェック②:営業活動による資金増減と営業利益の関係
資金繰り表の「本業の資金増減」と、 損益計算書の「営業利益+減価償却費」は方向性が一致しているか?
一致しない場合、以下の点を確認:
売掛金・買掛金のタイミングずれ
棚卸資産の増減が反映されていない
消費税・社会保険料等の未払金の扱い
チェック③:投資・財務の動きとの整合
資金繰り表に記載した以下の資金移動が、 決算書に正しく反映されているかチェックします。
● 設備投資 → 固定資産の増加(B/S)
● 借入金の実行・返済 → 借入金の増減(B/S)
● 税金・賞与等 → 費用計上の有無(P/L)
実務で役立つ整合チェックフロー
決算書(B/S・P/L)と資金繰り表の期末残高を照合
月次推移と資金繰り表の各月キャッシュフローの動きが一致しているか確認
設備投資や借入等の一時的イベントの両資料への反映
差異があれば、科目単位で原因を突き止めて修正
ポイント:月次・年次で「帳尻合わせ」を習慣化
月次での資金繰り表と会計データの照合を行い、 年次決算で「見えないズレ」をゼロにすることが、 資金に強い経営体質の第一歩です。
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