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銀行はここを見ている!借入金の比率と返済能力の見せ方~年商5億円を目指す経営者が知っておきたい「財務体質」の整え方~

  • yusukekondo9
  • 2025年10月22日
  • 読了時間: 3分

はじめに

「銀行から融資を受けたいが、借入が多すぎて心配されないか…」「決算書のどこを見て“返済能力あり”と判断してもらえるのか分からない」

これは多くの中小企業経営者が抱える悩みです。実は銀行は、“借入の多寡”ではなく、“返せるかどうか”と“返す力が継続するかどうか”を見ています。

本記事では、税理士の視点から、金融機関に好印象を与える「借入金の見せ方」と「返済能力の伝え方」を解説します。



  1. 借入金が多いと本当に悪いのか?


✅ 金融機関が見ているのは「バランス」と「返済余力」

単純に借入金が多い=悪ではありません。

むしろ、成長投資や運転資金に戦略的に借入を活用している企業は評価されます。


ただし、その際に見られるのは以下のようなポイントです:

視点

内容

借入金の比率

自己資本とのバランス(≒財務レバレッジ)

借入の使途

設備投資・成長投資か?赤字補填か?

返済能力

どのくらいの期間で返せるか?CFは足りているか?


  1. 借入金の比率が高いと判断される目安は?


▶ 自己資本比率を見られます


  自己資本比率 = 純資産 / 総資産 × 100(%)


自己資本比率

評価の目安(中小企業)

40%以上

非常に健全

20〜40%

標準的

10〜20%

やや警戒ゾーン

10%未満

債務超過リスク/注意

📌 自己資本比率が10%を下回ると、「借入依存体質」と見られやすくなります



  1. 借入の“返済能力”を示す指標は?


✅ 金融機関が見る主要指標

指標名

算式

判断の目安

債務償還年数

借入金残高 ÷(税引後利益+減価償却費)

10年以内が望ましい

インタレスト・カバレッジ・レシオ

営業利益 ÷ 支払利息

3倍以上が健全水準

営業キャッシュフロー

税引後利益+減価償却費 ± 運転資本変動

プラスであること

これらの指標から、「会社は毎年どの程度のキャッシュを生み出し、それで何年で借入を返せるか」が読み取られます。



  1. 金融機関に伝わる“返済能力の見せ方”


✅ 税理士が推奨する3つの資料づくり


① 月次ベースのキャッシュフロー推移表

銀行は「年間」よりも「月次の資金繰り」を重視します。


 営業CF > 借入返済額 + 利息

 この関係を見せられれば、安心感を与えられます。


② 借入金ごとの返済スケジュール表

「どの金融機関から・いくら・いつまでに返すのか」を一覧にして整理。特に返済が集中するタイミングを避ける工夫が評価されます。


③ 中期(3〜5年)計画での返済見通し

  • 売上・利益・CFの予測

  • 借入返済後のキャッシュ残高


📌 将来的にどのくらい余裕を持って返せるかを定量的に説明できると、金融機関の安心材料になります



  1. 借入金が多くても融資を引き出すコツ


✅ ポイントは「説明責任」と「計画性」

以下のような要素が揃っていれば、借入が多くても追加融資は十分可能です。

銀行が見る評価ポイント

借入の使途が明確で合理的

成長投資や利益創出につながる内容

現在の返済も遅延なく実施している

将来の返済原資(利益・CF)が見込める

経営者が数値に強く、財務意識が高い

また、資本性ローン(劣後ローン)やDESなどの財務戦略も、借入の見せ方を柔軟にします。



まとめ|借入は“返せる”ことを論理的に伝える


  • 借入金が多くても、財務のバランスと返済能力を明確に見せられれば融資は可能

  • 自己資本比率・債務償還年数・営業CFなどを使って、“返済できる企業”と印象づける

  • 税理士と連携して、「借入の多さを不安材料ではなく戦略材料に変える」ことが大切



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