top of page
検索

役員報酬の最適設計|節税だけで決めると会社は弱くなる

  • yusukekondo9
  • 2 分前
  • 読了時間: 2分

はじめに


役員報酬の相談で、社長からよく聞く言葉があります。


「税金がもったいないので役員報酬を増やしたい」


確かに、役員報酬は会社の損金になります。しかし、節税だけで役員報酬を決めると、会社の財務は弱くなります。


社長

先生、今年利益が出そうなので、役員報酬を上げようと思っています。

法人税払うくらいなら、個人でもらった方がいいですよね?


税理士

その判断、少し危険です。

役員報酬は、

  • 法人税

  • 所得税

  • 社会保険

この3つを合わせて考える必要があります。


社長

でも役員報酬は会社の経費ですよね?


税理士

はい、会社では損金になります。

ただし社長個人では、

  • 所得税(累進課税)

  • 住民税

  • 社会保険

が増えます。

役員報酬を上げると、トータルの税負担が増えるケースも普通にあります。



もう一つの問題:会社の財務


社長

でも節税できるならいいのでは?


税理士

問題はそこだけではありません。

役員報酬を増やすと、

  • 会社の利益が減る

  • 自己資本が増えない

  • 銀行評価が上がらない

という影響が出ます。


社長

銀行評価ってそんなに関係あります?


税理士

かなり関係あります。

銀行は、

  • 経常利益

  • 自己資本

  • キャッシュフロー

を見ています。

役員報酬を取りすぎる会社は、


「利益が残らない会社」


と評価されます。



年商3億円を超える会社の役員報酬


年商3億円を超えてくる会社は、

役員報酬を

  • 節税

  • 財務

  • 銀行評価

この 3つのバランスで設計しています。


典型例

年商1億円の会社 → 節税重視

年商3億円の会社 → 利益重視

年商5億円の会社 → 財務戦略重視



よくある失敗

  • 節税目的で役員報酬を上げすぎる

  • 社会保険を無視している

  • 利益が残らない

  • 自己資本比率が上がらない

  • 銀行評価が低い


結果として、


借入が伸びない会社


になります。


貴社は、

  • 役員報酬の税引後キャッシュを計算していますか?

  • 社会保険まで含めた負担率を把握していますか?

  • 会社の内部留保とのバランスを考えていますか?


ここを理解すると、

役員報酬は節税ツールではなく“財務戦略”になります。


役員報酬は、社長の給料であると同時に、会社の財務戦略です。



弊所サービスに関するお問い合わせは「お問い合わせフォーム」からお願いいたします


 
 
 

最新記事

すべて表示
税務調整と会計調整の違い|「別表四」が読めないと経営はコントロールできない

はじめに 「決算は黒字です」 でも―― 税金の着地が読めない 期末にならないと納税額が分からない なぜ課税所得が増えたのか説明できない この状態は、 税務調整と会計調整の違いを理解していない ことが原因です。 社長: 先生、前回「会計上の利益と税務上の利益は違う」って話ありましたよね。 あれ、正直まだよく分かっていません。 税理士: ではまず質問です。 御社の別表四、説明できますか? 社長: ・・

 
 
 
CFO視点で見るPL・BS・CFの使い分け|社長が“数字に強くなる”第一歩

はじめに 「決算書は見ています」 そうおっしゃる社長は多いですが、 PLしか見ていない BSはなんとなく CFは作っていない というケースがほとんどです。 年商3億円を超え、5億円を目指すなら―― “CFO視点”で数字を見る習慣 が不可欠です。 *****************************************************************************

 
 
 
会計上の利益と税務上の利益はなぜ違う?|社長が知らない“ズレ”の正体

・はじめに 「そんなに利益出ていないのに、なぜこんなに法人税がかかるの?」 これは、 会計上の利益と税務上の利益のズレ を理解していないことが原因です。 今回は、社長と税理士の対話形式で、その“ズレの正体”を解説します。 社長: 先生、うち今期は利益300万円ですよね?なのに法人税が思ったより高いんですけど・・・。 税理士: その300万円は「会計上の利益」です。税金は「税務上の所得」に対してかか

 
 
 

コメント


近藤祐輔税理士事務所

Yusuke Kondo Tax Accounting Office

〒279-0023 千葉県浦安市高洲8丁目1番714

​TEL:047-707-3714

©2026 近藤祐輔税理士事務所

bottom of page