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中小・中堅企業さまの頼れる経営パートナー
近藤祐輔税理士事務所
Yusuke Kondo Tax Accounting Office
PL・BS・CFの違い|決算書3表の役割をわかりやすく解説
はじめに 「決算書は見ています」 そうおっしゃる社長は多いですが、 PLしか見ていない BSはなんとなく CFは作っていない というケースがほとんどです。 年商3億円を超え、5億円を目指すなら―― “CFO視点”で数字を見る習慣 が不可欠です。 *************************************************************************************** 社長: 先生、正直PLだけ見てれば十分じゃないですか?結局、利益が出ているかどうかですよね? 税理士: それは「経理目線」です。 CFO目線では、こう考えます。 PL → いくら儲かったか BS → どんな体質か CF → いくらお金が残ったか この3つは役割が違います。 ① PL(損益計算書)=収益力を見る 税理士: PLは「今期の稼ぐ力」を示します。 見るべきは: 粗利益率 営業利益率 経常利益率 社長: じゃあ、PLが良ければ安心? 税理士: いいえ。 PLは“瞬間風速”です。 本当に強い会社かどうかは、BSで分かります。 ②
近藤 祐輔
2月27日読了時間: 2分
決算書の読み方の基本|年商3億円を超える社長が最初に見るべき3つの数字
はじめに 年商5億円を目指すなら、まずは3億円の壁を突破する必要があります。 しかし―― 「決算書は見ているけど、正直よく分かっていない」 という社長は少なくありません。 社長: 先生、決算書って結局どこを見ればいいんですか?売上と利益だけ見ていれば十分ですよね? 税理士: その2つだけだと、まだ半分です。 まず見るべきはこの3つです。 粗利益率 営業キャッシュフロー 自己資本比率 社長: え、営業利益じゃなくて粗利益率なんですか? 税理士: はい。 売上が伸びても、粗利益率が下がれば意味がありません。 例えば: 売上:2億 → 3億 でも粗利率:40% → 28% これだと、実は体力は落ちています。 年商3億円を超える会社は、 売上よりも粗利率を安定させています。 社長: なるほど・・・。でも営業キャッシュフローってそんなに重要ですか? 税理士: 重要です。 営業利益が出ていても、 売掛金が増えている 在庫が積み上がっている と、お金は増えません。 銀行が見るのは、 「返済できるキャッシュが出ているか」 です。 黒字でも融資が伸びない会社は、営
近藤 祐輔
2月20日読了時間: 2分
決算書を経営に活かす最終まとめ|年商5億円を目指すための財務KPI総整理
はじめに ここまで、 粗利益率 営業キャッシュフロー 売掛金・在庫の回転期間 借入金と実質無借金経営 経常利益の質 など、決算書の各パーツを分解して解説してきました。 本記事では、その総まとめとして、 年商5億円超を目指す経営者が「最低限押さえるべき財務KPI」 を整理します。 ① 売上よりも「粗利益率」を見よ 売上拡大は重要ですが、 売上 × 粗利益率 = 利益の源泉 です。 ✔️ 目安 粗利益率:30%以上(業種による) 3期比較で安定または改善傾向 粗利率が下がると、いくら売上を伸ばしても資金は残りません。 ② 営業利益と営業キャッシュフローの一致 黒字倒産を防ぐために必須なのが、 利益とキャッシュの整合性 ✔️ チェック 営業CFが安定的にプラス 経常利益と大きな乖離がない ③ 売掛金・在庫の管理 資金が足りない原因の多くはここにあります。 ✔️ 目安 売掛金回転期間:60日以内 在庫回転期間:業種平均以下 資金効率を高めることで、借入依存を減らせます。 ④ 借入金と実質無借金水準 借入金があること自体は問題ではありません。 現預金 ≥
近藤 祐輔
2月17日読了時間: 2分
在庫とキャッシュフローの関係|利益を圧迫する「棚卸資産」の落とし穴
はじめに 「売上は順調なのに、なぜか資金繰りが苦しい」 この原因の1つが 在庫の増加(棚卸資産) にあることが多いです。中小企業の資金繰り悪化の大きな要因の一つが、「売れていない在庫」に資金が滞留していることに気づけていないことです。 今回は、在庫がキャッシュフローに与える影響と、資金効率を高めるための在庫管理のポイントを、税理士の視点から解説します。 1.在庫(棚卸資産)とは? 貸借対照表における棚卸資産とは、以下のような「販売のための資産」を指します。 商品・製品(販売用の完成品) 半製品・仕掛品(製造途中) 原材料・部品(製造前段階) これらはすべて、 まだ売れていない=現金化されていない資産 です。 2.在庫がキャッシュを圧迫する理由 在庫は「資産」として計上されますが、 それは“現金が姿を変えて寝ている”状態です。 つまり、仕入・製造・保管などで一度お金を出してから、 それが「売れて入金されるまで」現金が戻ってこない。 この期間が長いほど、 キャッシュが在庫に滞留し続ける ことになります。 3.在庫増加による経営への影響...
近藤 祐輔
1月16日読了時間: 3分
売掛金・買掛金の回転期間と資金効率|経営者が注目すべき資金繰りの見える化指標
はじめに 売上は順調、利益も黒字・・・ にもかかわらず、「なぜか資金が足りない」と感じたことはありませんか? その原因の一つが 「売掛金・買掛金の回転期間」 にあることが多く、これは資金繰りに大きく影響します。 今回は、経営者が知っておくべき「回転期間」の考え方と、資金効率を改善する実務ポイントを税理士の視点で解説します。 1.回転期間とは何か? ● 売掛金回転期間 売掛金の回収に要する平均日数=【売掛金 ÷ 年間売上高】 × 365日 👉 短いほど資金回収が早く、キャッシュフローが良好になります。 ● 買掛金回転期間 仕入れに対する支払いまでの平均日数=【買掛金 ÷ 年間仕入高】 × 365日 👉 長いほど資金の滞留が少なく、資金繰りに余裕が出ます。 2.なぜ回転期間が重要なのか? たとえ利益が出ていても、資金が口座に入ってこなければ意味がありません。 例えば: 売掛金回収が90日かかっている 買掛金の支払いは30日後 この場合、 売上代金が入る前に仕入代金の支払いが先に発生 しており、結果として資金不足が起きやすくなります。 3.回転期
近藤 祐輔
1月14日読了時間: 3分
資金繰り表と決算書の整合性のチェック方法|ズレの発見と修正ポイント
はじめに 資金繰り表は、日々の資金管理に欠かせないツールです。 しかし、経営者が意外と見落としがちなのが、 「決算書と資金繰り表がちゃんと整合しているか?」 という点です。 資金繰り表だけが正しければ良いわけではなく、 決算書と整合してはじめて資金管理は正確に機能 します。 本記事ではそのチェック方法と、ズレが生じやすいポイントを解説します。 なぜ整合性が重要なのか? 決算書は外部(金融機関・税務署)への公式資料 資金繰り表は内部の意思決定資料 この2つの数字が噛み合っていないと、 銀行融資や資金戦略にズレが生じ、 誤った経営判断を招くリスクがあります。 チェック①:期末現預金残高の一致 まず確認すべきは、 ■ 決算書(貸借対照表)の「現預金残高」 と ■ 資金繰り表の「期末残高」 が一致しているか。 ズレがある場合: 入出金の記録漏れ 借入金・返済や税金支出の反映ミス 現預金以外の資金(未収入金・立替等)との混同 チェック②:営業活動による資金増減と営業利益の関係 資金繰り表の「本業の資金増減」と、 損益計算書の「営業利益+減価償却費」は方向性
近藤 祐輔
1月7日読了時間: 2分
損金・益金の考え方と会計との違い|「会計で費用でも、税務では損金にならない」その理由を知っていますか?
法人税の計算においては、「損金」「益金」という言葉が頻出します。これらは会計上の「費用」「収益」と似ているようで、 本質的に別物 です。 この記事では、「損金・益金とは何か?」「会計と何が違うのか?」「どんなときにズレが生じるのか?」を、実務でよくある例とともに解説します。 I.「損金」と「費用」は違う? まず押さえておきたいのは、 損金 ≠ 会計上の費用 という事実です。 用語 定義 使用場面 費用 会計基準に従って、収益との対応をもとに記録されるもの 決算書(P/L)上 損金 法人税法に基づき、「課税所得を計算するために控除できる金額」 税務申告書(別表四)上 つまり、会計では費用として処理されていても、税務上は「損金と認められない」ことがあります。この違いこそが、「会計と税務のズレ」や「法人税額の予想外の増減」の原因なのです。 II. 益金と収益の違いも同様 益金もまた、会計上の「収益」とは異なる概念です。 用語 定義 例 収益 商品販売などによる売上など(発生主義) 売上高、受取利息 益金 課税対象となる経済的利益 売上、受取配当金、雑収
近藤 祐輔
2025年8月27日読了時間: 3分
法人税の計算と決算書の関係|会計上の利益と課税所得はなぜ違うのか?
「決算で利益が1,000万円だったのに、法人税が思ったより高かった(あるいは安かった)」このようなギャップに疑問を持ったことはありませんか? その原因は、「 会計上の利益(=決算書の利益) 」と「 法人税の課税所得(=申告書での利益) 」が異なるルールで計算されているためです。 今回は、 法人税の計算の流れと、決算書との関係性 について、経営者が理解しておくべきポイントをわかりやすく解説します。 I. 法人税の計算の基本構造 法人税は、「課税所得 × 税率」によって計算されます。課税所得とは、 税法に則って算出した利益 であり、会計上の利益とは異なる概念です。 法人税の計算ステップは以下の通りです: 会計上の利益(決算書の「当期純利益」)をもとにする 税務上の加算・減算を行って「課税所得」を算出 法人税率をかけて法人税額を計算 地方法人税・事業税・住民税などを加えて納税額が確定 II. 会計上の利益と税務上の課税所得の違い 会計と税務は 目的が異なる ため、ルールも異なります。 項目 会計(決算書) 税務(申告書) 目的 実態に近い経営成績の表示
近藤 祐輔
2025年8月21日読了時間: 4分
試算表と決算書の違い|経営判断で使うべき数字とは
経営者として「数字に強くなる」ためには、 試算表と決算書の違いを理解し、使い分けることが不可欠 です。この2つは見た目が似ていても、 作成目的・タイミング・精度・使い道が大きく異なります 。 今回は「試算表と決算書の違い」「両者の関係性」「経営にどう活かすか」を、財務と経営判断の視点からわかりやすく解説します。 I. 試算表とは?|毎月の経営成績速報 試算表とは、会社の会計データをもとに、 ある月の損益や資産状況を速報的にまとめた帳票 です。 目的:月次の業績・財務状況を把握するため 作成頻度:毎月(または四半期) 精度:仮勘定や未整理項目が残ることも 利用者:経営者、経理部、税理士など 主に以下のような3つの表で構成されます: 表の種類 内容 合計残高試算表 勘定科目ごとの借方・貸方の合計と残高 損益計算書(P/L) 月次・累計の売上、経費、利益など 貸借対照表(B/S) 月末時点の資産、負債、純資産の構成 ✅ 特徴:「速報性」は高いが、「正確性」は決算書に劣る II. 決算書とは?|1年に1度の公式レポート 決算書とは、1年間の経営成績と財務
近藤 祐輔
2025年8月19日読了時間: 4分
税務申告書と決算書の違い|銀行、税務署、経営者、それぞれが見る「数字」は違う
「決算書と税務申告書って、同じものじゃないの?」経営者の方からよくいただく質問です。実はこの2つ、 目的も、内容も、見る相手も違う という点で、明確に区別する必要があります。 この記事では、「税務申告書」と「決算書」の違いを、税務・財務・経営の観点から解説します。 I. そもそも「決算書」とは? 決算書は、会社の1年間の経営成績や財務状況をまとめた資料で、以下のようなものを指します: 貸借対照表(B/S) 損益計算書(P/L) 株主資本等変動計算書 キャッシュフロー計算書(※中小企業は省略されることも) これらは 会計ルール(企業会計原則)に基づいて作成 されます。主に、 経営者自身の意思決定・金融機関・株主・外部利害関係者 に向けた情報開示を目的とします。 II. 一方「税務申告書」とは? 税務申告書(法人税申告書)は、決算書をベースに、 税法に従って税額を計算し、国に提出する書類 です。 内容は以下のように構成されます: 別表一(税額の確定) 別表四(加算・減算による課税所得の計算) 別表五(一)・(二)(利益剰余金や繰越欠損金の把握) 勘定
近藤 祐輔
2025年8月14日読了時間: 4分
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