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年商3億円超を目指す経営者のための財務戦略型税理士
近藤祐輔税理士事務所
Yusuke Kondo Tax Consulting Office
実質無借金経営の見極め方|借入金があっても財務が健全な会社とは
はじめに 「借入金がある=財務が弱い会社」 経営者の中には、今でもこのように考えている方が少なくありません。 しかし、実務・金融機関の視点では、借入金の有無よりも“実質的に返せるかどうか”が重要視されます。 本記事では、よく誤解されがちな「実質無借金経営」の考え方と、決算書からその健全性を見極める方法を、税理士の視点で解説します。 1.実質無借金経営とは何か? 実質無借金経営とは、 借入金はあるものの、手元の現預金でいつでも返済できる状態 を指します。 ■ 計算イメージ 借入金:1億円 現預金:1億2,000万円 → 会計上は「有借金」ですが、 → 財務的には 実質無借金 と評価されます。 2.なぜ「無借金経営」より評価されるのか 完全な無借金経営は、一見すると安全に見えますが、 銀行との取引実績が乏しい いざというときに資金調達できない レバレッジ(成長のための借入)を使えていない といった弱点もあります。 一方で、実質無借金経営の会社は、 借入と預金のバランスが取れている 金融機関との関係が良好 いざというときの追加融資余力がある と評価さ

近藤 祐輔
2月9日読了時間: 2分


人件費率・外注比率の適正水準と改善方法|利益が出るコスト構造
はじめに 「人件費率が高いから、うちは利益が出ないんでしょうか・・・」 こう相談される経営者は少なくありません。しかし人件費率は低ければ良いというものではありません。 利益が出る会社は、人件費率だけでなく、粗利率・外注費率・労働生産性とのバランスで見ています。人件費率が高くても粗利率が高ければ十分に利益は出ますし、人件費率が低くても外注費が膨らんでいれば同じことです。 今回は社長と税理士の対話形式で、人件費率・外注比率の考え方と、利益が出るコスト構造の作り方を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 人件費率とは何か 社長: 人件費率って、給与だけで計算するんですか? 税理士: 給与だけではありません。以下の項目すべてを合計して計算します。 人件費率 = 人件費 ÷ 売上高 × 100(%) 人件費に含まれるもの: ・給与

近藤 祐輔
2025年12月9日読了時間: 7分


粗利率と限界利益率の違いと改善方法|経営判断に使う指標
はじめに 「うちは粗利率が40%だから、そこそこ良い方だと思うんですが・・・」 「限界利益って、粗利とどう違うんですか?」 経営者の方からよくいただくご質問です。実は「粗利率」と「限界利益率」は似て非なるものであり、使いどころも改善の方向性もまったく異なります。 粗利率が高くても限界利益率が低ければ、売上が増えても儲からない会社になります。年商数億円を目指す成長企業では、限界利益率を理解してこそ、戦略的な経営判断が可能になります。 今回は社長と税理士の対話形式で、2つの指標の違いと実務への活かし方を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 粗利率と限界利益率の定義 社長: 粗利率と限界利益率って、どう違うんですか? 税理士: 計算式から確認しましょう。 指標 計算式 意味 粗利率(売上総利益率) (売上高 − 売上原価)÷

近藤 祐輔
2025年11月4日読了時間: 7分
設備投資のタイミング|減価償却と銀行評価を両立する方法
はじめに|「設備投資=節税」は本当に正しいか? 決算期が近づくと、こうしたご相談が増えてきます。 「今期利益が出そうだから、設備を買って節税したい」 「車を買って減価償却で利益を圧縮しようかと…」 一見すると理にかなっているようですが、 設備投資=節税策 という短絡的な考え方には注意が必要です。特に、金融機関や将来の財務健全性を意識した経営をするうえでは、“いつ”“何に”“どう見せるか”を考えた戦略的な設備投資が求められます。 1. 設備投資は“資産”であって“経費”ではない まず押さえておきたいのが、「設備投資はその期に全額経費になるわけではない」という点です。 会計処理の違い 内容 経費(修繕費・消耗品) その年の費用として全額計上可能 設備投資(車両・機械・建物等) 固定資産として計上 → 複数年にわたり減価償却 📌 たとえば500万円の機械を買っても、税務上は一括経費にならず、法定耐用年数に応じて少しずつ費用化(=減価償却)されます 2. 減価償却費は“会計上の費用”であり、キャッシュは出ていない 減価償却費は、実際にお金が出ていく支出

近藤 祐輔
2025年10月31日読了時間: 4分
試算表と決算書の違い|経営判断で使うべき数字とは
結論:経営判断に使うべき数字は「試算表」であり、決算書はあくまで結果報告です。 決算書は年に1回しか作成されませんが、試算表は毎月作成されるため、経営の現状をリアルタイムで把握できます。 この記事では、試算表と決算書の違いと、それぞれの役割、そして経営判断においてどちらを重視すべきかを税理士の視点からわかりやすく解説します。 はじめに 経営者として「数字に強くなる」ためには、 試算表と決算書の違いを理解し、使い分けることが不可欠 です。この2つは見た目が似ていても、 作成目的・タイミング・精度・使い道が大きく異なります 。 「試算表と決算書の違い」「両者の関係性」「経営にどう活かすか」を、財務と経営判断の視点から理解する必要が必要です。 I. 試算表とは?|毎月の経営成績速報 試算表とは、会社の会計データをもとに、 ある月の損益や資産状況を速報的にまとめた帳票 です。 目的:月次の業績・財務状況を把握するため 作成頻度:毎月(または四半期) 精度:仮勘定や未整理項目が残ることも 利用者:経営者、経理部、税理士など 主に以下のような3つの表で構成さ

近藤 祐輔
2025年8月19日読了時間: 5分
事業承継・M&Aで差がつく!金融機関との連携が未来の資金調達を左右する理由とは?
はじめに 「事業承継やM&Aは専門家に任せればいい」「銀行には話さなくても大丈夫でしょう?」 そんな風に考えていませんか? 実は、事業承継やM&Aの成否を左右するのは、金融機関との“事前連携”です。経営が変わるタイミングは、金融機関にとっても“信用を再評価するタイミング”でもあるからです。 今回は、事業承継・M&A時における金融機関との関係構築の重要性と、連携をとることで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。 1. 金融機関は「経営者交代=リスク」と見ている 事業承継やM&Aで経営者が変わると、金融機関は以下のような懸念を抱きます。 懸念点 内容 経営方針の変化 事業モデルが変わるのでは?という不安 経営能力の未知数 後継者の資質・経験・数字への理解度 既存借入の継続可否 「代表者変更=債務保証者変更」への対応 融資判断の再検討 担保・信用格付けの見直しが必要に 📌 この時に 何も説明がなければ、金融機関は「様子見」→「融資停止」も選択肢に入れてきます 2. 金融機関と連携しておく3つのメリット ① 借入継続の“安心感”を得られる.

近藤 祐輔
2025年7月22日読了時間: 4分
資金繰り表の作り方|資金ショートを防ぐ経営管理
はじめに 「計画書はとりあえず作ったけど、これで銀行に出して大丈夫?」「資金繰り表を提出したのに、融資を断られた理由がわからない…」 そんな悩みを抱える経営者の方は多いかもしれません。実は、金融機関が融資を判断する際に特に重視しているのが、資金繰り表と資金計画の“精度”と“実現可能性”です。 今回は、銀行との融資交渉で評価される資金計画の作成ポイントと、実務的なコツについて詳しく解説します。 1. 金融機関が資金繰り表・資金計画で見る視点とは? 金融機関は、単に「黒字か赤字か」だけを見ているわけではありません。特に以下の点を重点的にチェックしています。 評価項目 見られるポイント 資金の流れ 月単位で入出金に無理はないか(赤字月が続いていないか) 借入金の返済能力 元利返済をキャッシュで回せる見込みがあるか 計画の整合性 売上・利益・キャッシュが整合しているか(ズレがないか) 数字の根拠 売上見込みや支出見積りが現実的かどうか 経営者の理解度 作成者が内容をきちんと説明できるか 📌 金融機関は、「この社長なら資金計画どおりにやり切れる」と思える

近藤 祐輔
2025年7月17日読了時間: 4分


成長期の資金調達戦略|軌道に乗った今こそ借りるべき理由
はじめに 「売上も利益も安定してきたし、しばらく借入は必要ないかな」 こう考える経営者ほど、実は資金調達を見直すベストタイミングを逃しています。銀行は業績が良いときに貸したがり、苦しいときには慎重になります。事業が軌道に乗った今こそ、次の成長に向けた資金戦略を組み立てるタイミングです。 今回は社長と税理士の対話形式で、創業フェーズを抜けて事業が安定してきた中小企業が取るべき資金調達戦略を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. なぜ「事業が軌道に乗った今」に資金調達を考えるのか? 社長: 先生、今は資金繰りに困っていないんですが、それでも借りる必要がありますか? 税理士: 「困っていない今」が最大のチャンスです。銀行融資は「必要なとき」に申し込むものではなく、「余裕があるとき」に準備するものです。事業が成長し始めると、次のよ

近藤 祐輔
2025年6月12日読了時間: 8分


融資審査で見られる代表者の信用と事業計画書の作り方
はじめに 「融資審査で見られるのは決算書だけじゃない」——これは銀行融資における本質の一つです。 特に創業期や新規事業への投資局面では、代表者の信用と事業計画書の完成度が、融資の可否に直結します。決算書が良くても、計画書の説得力が弱ければ否決されることがあります。逆に決算書が弱くても、代表者の信用と計画の現実性が高く評価されれば融資が通ることもあります。 今回は社長と税理士の対話形式で、金融機関が実際に経営者をどう評価しているか、そして評価される事業計画書の作り方を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 融資審査における「信用」の2種類 社長: 銀行の融資審査って、決算書だけ見ているわけじゃないんですか? 税理士: そうです。融資審査で使われる「信用」には大きく2種類あります。 ① 会社の信用(財務内容・実績) 確認される

近藤 祐輔
2025年6月10日読了時間: 7分


日本政策金融公庫の創業融資|メリットと審査通過のポイント
はじめに 創業直後の経営者にとって、民間銀行の融資は高いハードルです。決算書がない・実績がない・担保がないという状況では、民間銀行はなかなか融資に応じてくれません。 そこで多くの創業者が最初に活用するのが日本政策金融公庫(以下、公庫)の創業融資制度です。ただし「とりあえず借りられる」というわけではなく、審査のポイントをしっかり押さえた上で申請することが重要です。 今回は社長と税理士の対話形式で、公庫の創業融資制度のメリット・注意点・審査通過のポイントを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 日本政策金融公庫とは? 社長: 日本政策金融公庫って、普通の銀行と何が違うんですか? 税理士: 公庫は政府100%出資の政策金融機関です。民間銀行では対応が難しい創業者・小規模事業者に対しても積極的に融資を行うことを使命としています。利

近藤 祐輔
2025年6月3日読了時間: 8分


創業期の資金調達と金融機関との付き合い方|税理士が解説
はじめに 「どこから借りられるのか」「銀行にはどう話せばいいのか」 初めての起業では、資金調達と金融機関との付き合い方に不安を感じる経営者が多いものです。創業直後の資金調達は「今の運転資金を確保する」だけでなく、将来の信用力の土台を作るという意味でも非常に重要です。 今回は社長と税理士の対話形式で、創業期に必要な資金の種類・現実的な調達手段・金融機関との関係構築の基本を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 創業時に必要な資金の種類 社長: 創業するにあたって、どんな資金が必要になりますか? 税理士: 大きく2種類あります。 資金の種類 内容 例 初期投資資金 事業開始に必要な一時的な支出 内装・設備・システム・敷金など 運転資金 毎月発生する経常的な支出 仕入・人件費・家賃・外注費など 社長: 生活費はどうするんですか?

近藤 祐輔
2025年5月27日読了時間: 8分


事業承継・M&Aを見据えた経営戦略|今から整えるべきこと
はじめに 「事業承継やM&Aは、まだ先の話だと思っていて・・・」 こう話す経営者ほど、気づいたときには準備が間に合わないというケースが多いものです。後継者不足による黒字廃業・企業価値の低下・税務上の問題など、承継・M&Aに関わるリスクは早期から手を打つことで大幅に軽減できます。 年商3億円を超えてきた企業にとって、事業承継やM&Aは「出口戦略」ではなく「成長戦略の一部」として捉えることが重要です。 今回は社長と税理士の対話形式で、事業承継・M&Aを見据えて今から整備すべき経営のポイントを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 事業承継・M&Aの現状 社長: 事業承継やM&Aって、大企業の話じゃないんですか? 税理士: 中小企業こそ今、最も重要なテーマです。後継者不足による「黒字廃業」のリスクが顕在化しており、技術・顧客・雇

近藤 祐輔
2025年5月20日読了時間: 7分


資金ショートを防ぐ成長期の財務管理|資金繰り表の実践法
はじめに 「売上は伸びているのに、なぜか資金が苦しい・・・」 成長期の企業が最もよく直面するのが、このギャップです。会計上の利益が出ていても、資金ショートすれば会社は立ち行かなくなります。これが「黒字倒産」です。 成長すればするほど、仕入・人件費・外注費などが先行して増え、入金はあとからついてきます。この「タイムラグ」を管理できるかどうかが、成長期の財務管理の核心です。 今回は社長と税理士の対話形式で、資金ショートを未然に防ぐための実践的な財務管理のポイントを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 成長期に資金繰りが苦しくなる3つの理由 社長: 先生、売上は順調に伸びているんですが、なぜか毎月資金繰りが苦しくて。 税理士: 成長期の資金繰り悪化は3つの要因が重なって起きることがほとんどです。 ① 売上増加に伴う運転資金の増

近藤 祐輔
2025年5月15日読了時間: 7分


利益率アップ戦略|売上より重要な利益構造の作り方を解説
はじめに 「売上は順調に伸びているのに、なぜか手元に利益が残らない・・・」 こうした悩みを抱える経営者は少なくありません。実は、成長を続けている企業にとって重要なのは「売上を増やすこと」だけでなく、「利益率を高めて、売上に見合う利益を確保すること」です。 売上が伸びても利益率が低ければ、採用・投資・借入返済・納税で資金が残らず、成長は止まります。今回は社長と税理士の対話形式で、利益率の考え方と利益構造を改善する具体策を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 売上の大きさより「利益率」が重要な理由 社長: 売上が伸びていれば、利益も自然と増えませんか? 税理士: 必ずしもそうではありません。具体的な数字で見てみましょう。 ■ A社(売上は大きいが利益が残らない) 年商 5億円 営業利益率 2% 営業利益 1,0

近藤 祐輔
2025年5月6日読了時間: 7分


成功する経営者の資金調達戦略|銀行交渉で信頼を勝ち取る方法
はじめに 「資金調達って、困ったときにするものじゃないんですか?」 こう考えている経営者ほど、資金調達のタイミングを逃しています。銀行は業績が良いときに貸したがり、苦しいときには慎重になります。資金調達は「足りないから借りる」ではなく、「先に打って出るための武器」として捉えることが、成功する経営者との大きな違いです。 今回は社長と税理士の対話形式で、銀行交渉で信頼を勝ち取るための実践的な資金調達戦略を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 資金調達は「成長の加速装置」 社長: 今は資金に困っていないんですが、それでも積極的に調達する必要がありますか? 税理士: むしろ今こそがベストタイミングです。利益が出てキャッシュフローが安定しているときこそ、金融機関からの評価も高く、好条件で資金調達できます。将来の設備投資・採用・新規

近藤 祐輔
2025年5月1日読了時間: 7分


成長企業の決算書の読み解き方|三表を経営戦略に活かす方法
はじめに 「決算書って、毎年税理士さんに作ってもらって、ざっと確認するくらいで・・・」 こう話す経営者は少なくありません。しかし、成長を続けている企業の経営者ほど、決算書を「数字の報告書」ではなく「経営戦略の地図」として活用しています。 決算書には、今期の結果だけでなく、コスト構造の課題・資金繰りの問題・銀行からの評価・次の投資判断のヒントがすべて詰まっています。読み解き方次第で、経営判断の質が大きく変わります。 今回は社長と税理士の対話形式で、決算書三表の読み方と経営への活かし方を解説します。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 決算書三表の基本 —— 何がわかるのか 社長: 決算書って、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の3つがありますよね。それぞれ何を見るものなんですか? 税理士: 3つはそれぞれ異なる視点で会社の状

近藤 祐輔
2025年4月22日読了時間: 8分


事業拡大の資金調達|銀行融資・補助金・投資の使い分け方
はじめに 「設備投資をしたいが、どこから資金を調達すればいいかわからない」 事業拡大を目指す経営者にとって、資金調達の手段選びは経営判断の中でも重要なテーマです。主な調達手段は「銀行融資」「補助金・助成金」「投資(エクイティ)」の3つですが、それぞれ特徴がまったく異なります。 重要なのは「どれが最良か」ではなく、自社の成長ステージ・目的・キャッシュフローに応じて組み合わせることです。 今回は社長と税理士の対話形式で、3つの資金調達手段の特徴と使い分け方を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 銀行融資:信用力をベースにした安定的な調達 社長: 資金調達といえば、まず銀行融資ですよね。 税理士: 年商3億円前後の中小企業にとって、最も現実的かつ安定的な調達手段です。経営権を手放さずに済み、継続的な付き合いで融資条件も改善して

近藤 祐輔
2025年4月16日読了時間: 7分
「売上はあるのにお金が残らない」経営者が見直すべきポイント
1. はじめに 「売上は順調に伸びているのに、なぜか手元にお金が残らない」──多くの経営者が抱える共通の悩みです。この問題は、企業が成長フェーズにある時ほど顕著になり、最悪の場合、黒字倒産を引き起こす原因にもなります。 この記事では、 売上があるのに資金が残らない原因を洗い出し、改善すべき財務・経営の視点 を体系的に解説します。 2. 売上とお金のギャップが生まれるメカニズム ✅ 利益とキャッシュフローは別物 会計上の「利益」はあくまで計算上のもの。実際の入出金とは一致しない 売掛金や在庫、減価償却費などの影響で、資金の動きと利益はズレる ✅ キャッシュアウトのタイミングが早い 商品を仕入れたり、給与を支払ったりするのは売上発生前が多い 特に労働集約型ビジネスでは、先に人件費が発生しやすい ✅ 設備投資や借入返済で資金が消えている 設備投資や返済原資が営業キャッシュフローを圧迫 利益が出ていても、フリーキャッシュフローがマイナスになっているケース 📌 「お金が残らないのは、経営がうまくいっていない証拠」ではなく、「管理の視点が足りていない」だけ

近藤 祐輔
2025年4月4日読了時間: 4分
キャッシュフロー改善の財務戦略|利益があるのにお金が残らない理由
はじめに 「今期は黒字のはずなのに、なんで資金繰りがこんなに苦しいんだろう・・・」 年商3億円を超えてくると、売上は伸びているのに手元のお金が増えない、という感覚を持つ経営者が増えてきます。その原因は、 「利益」と「キャッシュ(現金)」が別物 だという会計の構造にあります。 単に売上を増やすだけでは、会社にお金は残りません。重要なのはキャッシュフロー、すなわち「お金の動き」を正しく把握し、改善していくことです。 今回は社長と税理士の対話形式で、キャッシュフローが重要な理由と、具体的な改善戦略を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. なぜ「黒字なのに資金が苦しい」のか? 社長: 先生、今期は利益が出たって言われたんですが、正直お金が増えた実感がなくて。なぜですか? 税理士: よくある悩みです。その原因を理解するには、「利

近藤 祐輔
2025年3月25日読了時間: 7分
補助金・助成金を活用した資金調達
事業の成長や新たな挑戦を支援するために、補助金・助成金の活用は非常に有効です。特に、「小規模事業者持続化補助金」「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」などの補助金に加え、さまざまな助成金も活用できます。 📌 この記事でわかること ✅ 小規模事業者持続化補助金・事業再構築補助金・ものづくり補助金の特徴 ✅ IT導入補助金・キャリアアップ助成金・雇用調整助成金の紹介 ✅ 補助金・助成金申請のポイントと審査に通るコツ 1. 小規模事業者持続化補助金とは? 対象 :小規模事業者が販路開拓や業務効率化を目的とする取り組み 📌 ポイント ✅ 最大200万円の補助金が支給可能(条件により異なる) ✅ 補助率は2/3(特定条件により3/4) ✅ 販路拡大や業務改善のための資金として活用可能 💡 活用のコツ 🔹 チラシ制作やウェブサイト作成、広告費として活用 🔹 業務効率化のための設備導入(POSレジ・顧客管理システムなど) 🔹 販売促進イベントや展示会出展費用にも活用可能 2. 事業再構築補助金とは? 対象 :新たな事業展開や業態転換を考える

近藤 祐輔
2025年2月20日読了時間: 4分
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