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年商3億円超を目指す経営者のための財務戦略型税理士
近藤祐輔税理士事務所
Yusuke Kondo Tax Consulting Office


銀行が見る借入金の返済能力|債務償還年数と財務体質の整え方
はじめに 「借入が多すぎて、追加融資を頼みにくい・・・」 「決算書のどこを見て"返せる会社"と判断してもらえるのかわからない」 こうした悩みを抱える経営者は少なくありません。ただ、一つ誤解を解いておきたいことがあります。 銀行は”借入の多さ”ではなく、”返せるかどうか”と”返す力が継続するかどうか”を見ています。 つまり、借入が多くても財務体質と返済余力を正しく見せられれば、追加融資は十分に可能です。今回は社長と税理士の対話形式で、銀行が実際に使う指標と、返済能力の伝え方を具体的に解説します。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 借入金が多いと本当に悪いのか? 社長: 先生、うちは借入残高が結構あって、これ以上借りるのは難しいんじゃないかと思っているんですが。 税理士: 借入残高の絶対額だけで判断するのは間違いです。銀行が見ているの

近藤 祐輔
4月13日読了時間: 8分


無借金経営は本当に正しい?銀行が評価する実質無借金の考え方
はじめに 「うちは借金ゼロです。それが自慢なんですよ。」 こうおっしゃる社長に、私は何度もお会いしてきました。借金をしないで会社を経営してきたという自負は立派なことです。ただ、財務戦略の観点から見ると、 無借金経営には見落とされがちなリスクがある のも事実です。 一方で、「借入があっても、預金の方が多い」という状態、つまり 実質無借金経営 こそが、銀行から最も高く評価される財務体質です。 今回は社長と税理士の対話形式で、無借金経営の落とし穴と、銀行が本当に評価する財務の考え方を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 「無借金経営です」に潜むリスク 社長: 先生、うちはずっと無借金でやってきました。銀行からも「立派ですね」って言われます。 税理士: 確かに無借金は一つの強さです。ただ正直に言うと、銀行の担当者が「立派です

近藤 祐輔
4月11日読了時間: 7分
経常利益の質を見抜く|一時的な黒字と持続的な黒字の違い
はじめに 決算書を見て「経常利益が出ているから安心だ」と考えていませんか? しかし、金融機関や投資家、そして財務に強い経営者が見ているのは、 その経常利益は“継続的に生み出せる利益かどうか” という点です。 今回は、 経常利益の“質”をどう見抜くか を、税理士の視点から解説します。 経常利益とは何か? 経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用 つまり、 本業の儲け(営業利益) 受取利息や配当などの副次的収益 支払利息などの財務コスト を含めた「通常の経営活動による利益」です。 しかし、“通常”の中身を分解しないと、本当の実力は見えてきません。 経常利益の「質」を下げる要因 ① 一時的な営業外収益 保険解約返戻金 補助金収入 有価証券売却益 これらは来期以降も継続する利益ではありません。 → 経常利益が増えていても、 実力値が上がったとは言えない ケースがあります。 ② 借入依存による利益の歪み 借入金が増えれば支払利息が増える 金利上昇局面では経常利益が圧迫される → 財務構造が弱いと、経常利益は不安定になります。 ③ 本業の

近藤 祐輔
2月13日読了時間: 2分
実質無借金経営の見極め方|借入金があっても財務が健全な会社とは
はじめに 「借入金がある=財務が弱い会社」 経営者の中には、今でもこのように考えている方が少なくありません。 しかし、実務・金融機関の視点では、借入金の有無よりも“実質的に返せるかどうか”が重要視されます。 本記事では、よく誤解されがちな「実質無借金経営」の考え方と、決算書からその健全性を見極める方法を、税理士の視点で解説します。 1.実質無借金経営とは何か? 実質無借金経営とは、 借入金はあるものの、手元の現預金でいつでも返済できる状態 を指します。 ■ 計算イメージ 借入金:1億円 現預金:1億2,000万円 → 会計上は「有借金」ですが、 → 財務的には 実質無借金 と評価されます。 2.なぜ「無借金経営」より評価されるのか 完全な無借金経営は、一見すると安全に見えますが、 銀行との取引実績が乏しい いざというときに資金調達できない レバレッジ(成長のための借入)を使えていない といった弱点もあります。 一方で、実質無借金経営の会社は、 借入と預金のバランスが取れている 金融機関との関係が良好 いざというときの追加融資余力がある と評価さ

近藤 祐輔
2月9日読了時間: 2分
儲かっている会社の条件とは?財務3指標の読み解き方を税理士が解説
この記事でわかること 「黒字=儲かっている」ではない理由 本当に強い会社を見抜く財務3指標とその具体的な目安 年商3億円を目指す経営者が自社の財務をどう読むべきか -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに 儲かっている会社の財務には、共通する「数字のパターン」があります。それを知らずに「うちは黒字だから大丈夫」と判断している経営者は、実はリスクを見落としているかもしれません。 「黒字=儲かっている」は誤解です。 損益計算書(PL)の利益は、会計上のルールに基づいた数字であり、会社に現金が残っているかどうかとは別の話です。本当に儲かっている会社かどうかを判断するには、利益の「質」と「蓄積」を3つの財務指標で確認する必要があります。 この記事では、税理士の視点から「本当に儲かっている会社」を見抜く財務3指標と、その具体的な目安・読み解き方を

近藤 祐輔
1月28日読了時間: 8分
粗利益率の推移と価格戦略|売上よりも利益を守る視点を持つ
はじめに 「売上が上がっているのに、なぜか利益が増えない・・・」 こうした悩みを抱える中小企業経営者にとって、注視すべき指標が 粗利益率(売上総利益率) です。 売上高の数字に目を奪われがちですが、実は「儲かるかどうか」は粗利率で決まります。 今回は、粗利益率の正しい読み方と、その推移から見えてくる経営課題、価格戦略への活かし方について税理士の視点で解説します。 1.粗利益率(売上総利益率)とは? 計算式: 【売上総利益 ÷ 売上高】× 100(%) 売上総利益=売上高 − 売上原価 つまり、 売上に対してどれだけの“利益の原資”を稼げているか 会社の“体力”や“競争力”のバロメーター を示す指標です。 なぜ粗利益率が重要なのか? 粗利益は、以下の費用を賄う“原資”です: 人件費 販管費(広告宣伝費、通信費など) 営業利益・経常利益・税引後利益 粗利益率が下がれば、固定費をカバーできずに赤字転落することもあります。 粗利益率の推移を見るポイント 数年分の推移をチェック(2〜3%の変動でも大きな影響) 売上増に対して粗利が減っていないか? .

近藤 祐輔
1月22日読了時間: 2分
固定資産の耐用年数と償却スケジュールの重要性|資金戦略に活かす減価償却の設計とは?
はじめに 中小企業経営者の多くが意識していない「固定資産の償却スケジュール」。 減価償却は、単なる会計処理ではなく、 キャッシュフローと税金、そして設備投資のタイミング に直結する重要な経営指標です。 本記事では、固定資産の「耐用年数」と「償却スケジュール」がもたらす経営上の意味と、資金戦略への活かし方を税理士の視点から解説します。 固定資産の耐用年数とは? 税法により資産の種類ごとに「法定耐用年数」が定められています。 ■ 例:主な耐用年数一覧 資産の種類 耐用年数(例) 建物(事務所) 38年 建物附属設備(エアコン等) 15年 車両(普通車) 6年 パソコン 4年 ソフトウェア 5年(原則) この年数に応じて、資産を数年かけて費用化(=減価償却)していきます。 なぜ耐用年数の管理が重要なのか? ● 減価償却費が法人税の節税に影響 償却費が大きいほど、利益が圧縮されて節税になる 償却が終わると、課税所得が一気に増えて税負担増に ● キャッシュフロー設計の前提条件になる 減価償却費は「現金の支出を伴わない費用」 したがって、 利益よりもキャッシ

近藤 祐輔
1月20日読了時間: 2分
在庫とキャッシュフローの関係|利益を圧迫する棚卸資産の落とし穴を解説
結論:在庫は売上を作るために必要ですが、増えすぎるとキャッシュフローを悪化させます。 棚卸資産は決算書上では資産として計上されるため、利益が出ていても現金が減っていくことがあります。 この記事では、在庫とキャッシュフローの関係、そして利益を圧迫する棚卸資産の落とし穴を税理士の視点からわかりやすく解説します。 はじめに 「売上は順調なのに、なぜか資金繰りが苦しい」 この原因の1つが 在庫の増加(棚卸資産) にあることが多いです。中小企業の資金繰り悪化の大きな要因の一つが、「売れていない在庫」に資金が滞留していることに気づけていないことです。 在庫は利益を生むための資産ですが、同時にキャッシュを止める資産でもあります。 1. 在庫(棚卸資産)とは? 貸借対照表における棚卸資産とは、以下のような「販売のための資産」を指します。 商品・製品(販売用の完成品) 半製品・仕掛品(製造途中) 原材料・部品(製造前段階) これらはすべて、 まだ売れていない=現金化されていない資産 です。 2. 在庫がキャッシュを圧迫する理由 在庫は「資産」として計上されますが

近藤 祐輔
1月16日読了時間: 4分
売掛金・買掛金の回転期間と資金効率|経営者が注目すべき資金繰りの見える化指標
はじめに 売上は順調、利益も黒字・・・ にもかかわらず、「なぜか資金が足りない」と感じたことはありませんか? その原因の一つが 「売掛金・買掛金の回転期間」 にあることが多く、これは資金繰りに大きく影響します。 今回は、経営者が知っておくべき「回転期間」の考え方と、資金効率を改善する実務ポイントを税理士の視点で解説します。 1.回転期間とは何か? ● 売掛金回転期間 売掛金の回収に要する平均日数=【売掛金 ÷ 年間売上高】 × 365日 👉 短いほど資金回収が早く、キャッシュフローが良好になります。 ● 買掛金回転期間 仕入れに対する支払いまでの平均日数=【買掛金 ÷ 年間仕入高】 × 365日 👉 長いほど資金の滞留が少なく、資金繰りに余裕が出ます。 2.なぜ回転期間が重要なのか? たとえ利益が出ていても、資金が口座に入ってこなければ意味がありません。 例えば: 売掛金回収が90日かかっている 買掛金の支払いは30日後 この場合、 売上代金が入る前に仕入代金の支払いが先に発生 しており、結果として資金不足が起きやすくなります。 3.回転期

近藤 祐輔
1月14日読了時間: 3分


減価償却費とキャッシュのズレ|銀行が見る返済余力の正体
はじめに 「利益は出ているはずなのに、なぜかお金が残らない・・・」 年商3億円前後の会社を経営していると、こんな違和感を抱くことがあります。 その原因の多くは、「利益」と「現金(キャッシュ)」の動きが一致しないという会計の仕組みにあります。 そして、そのズレを生み出す最大の要因の一つが減価償却費です。 減価償却費という言葉は知っていても、経営上どのような影響を与えるか正しく理解できている経営者は意外と少ないものです。今回は社長と税理士の対話形式で、減価償却費が資金繰りに与える影響と、銀行がその数字をどう読んでいるかを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 減価償却費とは何か? 社長: 先生、減価償却費って決算書に毎年出てきますけど、正直よくわかっていなくて。要は「経費の一種」ですよね? 税理士: 経費の一種ではありますが、

近藤 祐輔
1月8日読了時間: 7分


資金繰り表と決算書の整合性チェック|ズレの発見と修正法
はじめに 「資金繰り表はきちんと管理しているんですが、決算書と照らし合わせたことはないかもしれません・・・」 こう話す経営者は少なくありません。資金繰り表だけが正しければ良いわけではなく、決算書と整合してはじめて資金管理は正確に機能します。 2つの数字が噛み合っていないと、銀行融資の判断に使う数字がズレたり、誤った経営判断を招くリスクがあります。 今回は社長と税理士の対話形式で、資金繰り表と決算書の整合性チェックの方法と、ズレが生じやすいポイントを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. なぜ整合性が重要なのか 社長: 資金繰り表と決算書って、別物として管理すればいいんじゃないですか? 税理士: 2つは目的が異なりますが、同じ会社の数字を別の角度から見たものです。 資料 目的 主な利用者 決算書 外部への公式報告・税務申告

近藤 祐輔
1月7日読了時間: 7分
黒字なのに現金が増えない理由|税引後利益とキャッシュフロー
はじめに 「今期は税引後利益がしっかり出た。でもなぜか現金が増えていない・・・」 多くの中小企業経営者が抱える疑問のひとつです。 帳簿上の利益と現金の動きは、必ずしも一致しません。 この記事では、 税引後利益と手元資金の違い を明確にし、そのギャップを生む要因と改善策を税理士の視点で解説します。 税引後利益とは? 損益計算書の一番下に表示される「税引後利益(当期純利益)」は、 企業活動の最終的な成果 を示す数字です。 ただし、これは 会計基準に基づく数値 であって、 現金の出入りを直接表しているわけではありません。 税引後利益が現金と一致しない理由 以下のような要因によって、帳簿上の利益と実際の現金は乖離します。 ● 売掛金の未回収 売上計上済でも、現金はまだ未入金 ● 棚卸資産の増加 販売前の商品仕入により現金が在庫化 ● 設備投資による現金支出 費用は減価償却として分割計上 → 現金は一括支出 ● 借入金返済の元本部分 損益には含まれないが、資金には影響 ● 法人税・消費税等の納付 税引後利益の一部は納税でキャッシュアウト 決算書で見るべき“

近藤 祐輔
2025年12月25日読了時間: 2分
黒字なのに資金がない理由|決算書から見る資金繰り悪化の原因
はじめに 「売上は順調に伸びているのに、なぜか資金が足りない」 これは多くの中小企業経営者が経験する“見えない資金ショート”です。 利益が出ていても、手元の資金が足りなければ経営は不安定になります。 本記事では、「決算書のどこを見れば資金不足の原因が読み取れるか?」を税理士の視点から解説します。 1.売上があっても資金が不足する主な理由 売上高の増加と、手元資金の増加はイコールではありません。 資金を圧迫する代表的な要因は以下の通りです。 ● 売掛金の回収遅延 売上計上はしていても入金は2〜3ヶ月先 実質的に“資金の先出し”になっている ● 在庫の過剰保有 売上に先行して仕入を行っている 現金が“棚卸資産”に変わって寝ている ● 借入金返済の負担 元本返済分は費用にならず利益には現れない キャッシュフロー上では大きなマイナス要因 ● 投資支出・納税・賞与等の一時支出 設備投資・税金納付・賞与支給などは一時的に資金を圧迫 2.決算書で“資金の流れ”を読む方法 ① 貸借対照表(B/S)のポイント 項目 増加していたら要注意 理由 売掛金 ● 資金回収

近藤 祐輔
2025年12月16日読了時間: 2分
営業キャッシュフローと黒字倒産の違い|利益が出ていても資金が尽きる理由とは?
はじめに 「利益は出ているのに、なぜか資金が足りない…」 このような相談を中小企業の経営者からよく受けます。 帳簿上は黒字でも、現金がなくなれば会社は倒産します。 これが、いわゆる 黒字倒産 です。 本記事では、黒字倒産を防ぐために重要な「営業キャッシュフロー(営業CF)」の考え方と、その実務的な見方を税理士の視点から解説します。 1.会計上の「利益」とは 「利益」はあくまで 発生主義 で計算される概念です。 ■ 損益計算書上の利益 売上が“計上”された時点で利益に反映 売上代金が未回収でも利益は増える 仕入れ代金が未払いでも費用として反映 → 現金の動きとはズレがあります。 2.営業キャッシュフロー(営業CF)とは 営業活動によって得られた現金収支のこと。 ■ 主な構成要素(間接法) 税引前当期純利益 減価償却費(現金支出を伴わない費用) 売上債権の増減 仕入債務の増減 棚卸資産の増減 → 「黒字」でも営業CFがマイナスなら、 手元資金は減っている ということになります。 3.黒字倒産とは 会計上は利益が出ているにもかかわらず、 売掛金の回

近藤 祐輔
2025年12月11日読了時間: 2分
固定費と変動費の分類と経営戦略|利益率改善の第一歩
はじめに 「売上は増えているのに、なぜか利益が出ない・・・」 こうした悩みを持つ中小企業経営者は少なくありません。 その原因の多くは、 コスト構造が見えていない ことにあります。 とりわけ、「固定費」と「変動費」の区分を明確にすることで、 利益構造の見える化 損益分岐点の把握 意思決定のスピードアップ につながり、企業の利益体質を強化することが可能です。 この記事では、税理士の視点から、固定費と変動費の分類とその戦略的な活用方法について解説します。 固定費とは 売上の増減に関わらず一定額発生する費用です。 ■ 主な項目 地代家賃 人件費(固定給) 減価償却費 保険料 リース料 売上ゼロでもかかる費用であるため、 利益を圧迫しやすい反面、規模拡大によって利益率の改善に寄与しやすい という特徴があります。 変動費とは 売上や生産量に応じて増減する費用です。 ■ 主な項目 仕入原価 外注費(案件ごと) 販売手数料(成果報酬型) 梱包・配送費(売上連動) 売上に比例してかかる費用であるため、利益率を一定に保つ特徴 がありますが、変動費の増加をコントロール

近藤 祐輔
2025年12月3日読了時間: 3分
役員報酬と利益のバランスの取り方~中小企業が見落としがちな資金繰りと評価の視点~
はじめに 「節税のために役員報酬を多く取って、法人の利益を抑えたい」 こうした考え方は多くの中小企業で見られます。確かに、役員報酬は法人の損金になり、法人税の軽減に繋がります。 しかし、役員報酬の増加に伴い、 社会保険料の負担も増加 し、加えて 個人の所得税は累進課税 であるため、一定以上の報酬額になると 法人・個人トータルでの税負担が増える可能性が高くなります 。 この記事では、税務・財務・金融機関の視点から、役員報酬と法人利益のバランスについて正確に解説します。 税務の基本:役員報酬は損金になる 法人税法上、「定期同額報酬」として支給された役員報酬は法人の損金に算入されます。 ■ メリット 法人の利益圧縮により法人税が軽減される 役員個人の所得には「給与所得控除」が適用される ただし、法人税の負担が軽くなる一方で、役員個人にかかる負担が無視できない点に注意が必要です。 役員報酬を上げると何が起きるか? ① 社会保険料の増加 役員報酬が上がれば、健康保険料・厚生年金保険料も比例して増加します。 法人・個人の折半負担のため、 法人にも個人にも負担

近藤 祐輔
2025年11月25日読了時間: 3分


節税しすぎる会社は危険?資金繰りが悪化する節税の落とし穴を税理士が解説
この記事でわかること なぜ節税がキャッシュを減らすのか(数字で理解する) 資金繰りを悪化させる節税パターン5選 年商3億円を目指す経営者が持つべき節税の判断基準 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに 節税しすぎる会社が資金繰りを悪化させるケースは、税理士の現場では珍しくありません。「節税できた=会社のお金が増えた」は誤解です。 「利益が出そうだから、節税しておきたい」 決算前にそう相談してくる社長は多いです。節税したいという気持ちは当然です。ただ、税理士として多くの中小企業の決算書を見てきた経験から言うと、節税を優先した結果、資金繰りを悪化させた会社が一定数あります。 税金は減った。でもキャッシュも減った。銀行の評価まで下がった——これでは本末転倒です。 この記事では、節税が資金繰りを悪化させるメカニズムを具体的な数字で示しながら、

近藤 祐輔
2025年11月20日読了時間: 7分


自己資本比率が銀行融資を左右する|改善と見せ方の実務解説
はじめに 「銀行はあなたの会社の体力を、どこで判断していると思いますか?」 この問いに対して、多くの金融機関が最初に注目する指標が 自己資本比率 です。 税務申告では利益や納税額が焦点になりますが、銀行は貸借対照表(BS)から企業の「体質」を読み取ります。その中心にあるのが自己資本比率であり、「融資が受けやすいかどうか」「経営の安定性があるかどうか」を判断するベースになっています。 今回は社長と税理士の対話形式で、自己資本比率の基本・銀行の評価基準・改善策・見せ方の実務を解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. 自己資本比率とは何か? 社長: 先生、自己資本比率って決算書のどこを見ればわかりますか? 税理士: 貸借対照表(BS)から計算します。式はこうです。 自己資本比率(%)= 純資産 ÷ 総資産 × 100 社長:

近藤 祐輔
2025年9月30日読了時間: 7分
税務上の利益と資金繰りが一致しない理由~「黒字倒産」を防ぐために経営者が知っておくべき会計と現金のズレ~
「決算は黒字なのに、通帳にはお金がない」「法人税を払うために資金をかき集めている」 このような声は、決して珍しいものではありません。実際、 黒字倒産(利益は出ているが資金が尽きて倒産)という言葉もあるほど、“利益”と“お金”の関係は複雑 です。 本記事では、税務上の利益と実際の資金繰りがズレる原因を明らかにし、 経営判断を誤らないための考え方 をお伝えします。 I.「利益」と「現金」はイコールではない 会計(税務)上の「利益」と、現金・預金の残高やキャッシュフローは 一致しません 。 なぜなら、会計は発生主義(取引があったタイミングで計上)である一方、資金繰りは現金主義(お金の出入り)で動くためです。 II. ズレの主な要因 5選 ① 売掛金や未収入金の増加 利益には計上されたが、現金は未回収 の状態 例:3月に1,000万円の売上を計上 → 入金は5月末 → 決算期末には“利益”が出ていても“現金”は未入金 📌 売掛金管理が甘いと「黒字倒産」リスクが高まります ② 在庫(棚卸資産)の増加 商品や材料を購入し、 お金は出ているが費用としては未

近藤 祐輔
2025年9月18日読了時間: 3分


事前確定届出給与の要件と否認される失敗例|役員賞与の税務
はじめに 「役員に賞与を払いたいんですが、損金になりますか?」 経営者の方からよくいただくご質問です。役員賞与は原則として損金になりません。しかし「事前確定届出給与」として適切に手続きをすれば、例外的に損金算入が認められます。 ただしこの制度、非常に厳格な形式要件があるため、「手続きミスにより損金不算入になる」トラブルが後を絶ちません。 今回は社長と税理士の対話形式で、制度の概要・届出期限・損金算入の要件・否認される失敗例・変更が認められるケースを解説します。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 1. なぜ役員賞与は原則として損金にならないのか 社長: 従業員への賞与は損金になるのに、なぜ役員賞与はダメなんですか? 税理士: 役員は会社の利益を見ながら自分の報酬を自由に決められる立場にあるため、役員賞与の損金算入を可能にすると課税所得を恣

近藤 祐輔
2025年9月9日読了時間: 9分
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