銀行が決算書で最初に見る3つの数字|融資で評価されるポイントと見方を税理士が解説
- 近藤 祐輔

- 3月18日
- 読了時間: 4分
更新日:4月8日
結論:銀行は「利益」よりも「返済できるか」を重視しています。
そのため、決算書を見るときに最初にチェックするのは、営業キャッシュフロー・自己資本比率・返済能力の3つです。
この記事では、銀行が実際にどこを見て融資判断をしているのかを、税理士の視点で分かりやすく解説します。
はじめに
社長からよく聞く相談があります。
「決算書は黒字なのに、銀行の反応がいまいちなんです」
実は銀行は、決算書のすべてを見ているわけではありません。最初にチェックする“重要な数字”が3つあります。
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🧑社長
先生、うちは黒字ですし、売上も伸びています。なのに銀行の追加融資が思ったほど伸びないんですよね。
💴税理士
銀行は、まずこの3つの数字を見ます。
営業キャッシュフロー
自己資本比率
債務償還年数
🧑社長
営業利益じゃないんですか?
💴税理士
そこが重要なポイントです。
銀行が見ているのは、
「返済できるお金が出ているか」
です。
営業利益ではなく、営業キャッシュフローを見ています。
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① 営業キャッシュフロー(決算書の重要指標)
営業キャッシュフローは、
本業でどれだけ現金を生み出したか
を示す数字です。
例えば、
売掛金が増えている
在庫が増えている
と、利益が出ていてもお金は増えません。
銀行はここをかなり厳しく見ます。
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🧑社長
黒字倒産ってやつですね・・・。
💴税理士
その通りです。
銀行は「黒字かどうか」より、
キャッシュが出ているか
を重視します。
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② 自己資本比率
次に見られるのが 自己資本比率です。
目安は、
20%未満 → 弱い
30%以上 → 安定
50%以上 → 非常に強い
自己資本比率が高い会社は、
「倒産リスクが低い会社」
と評価されます。
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🧑社長
利益を残さないと上がらないですよね。
💴税理士
その通りです。
役員報酬を取りすぎる会社は、自己資本比率が上がりません。
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③ 債務償還年数
これは銀行が非常に重視する指標です。
計算式は、
有利子負債 ÷ (営業利益+減価償却費)
です。
つまり、
何年で借入を返せるか
という指標です。
目安
10年以内 → 健全
15年以内 → 許容範囲
20年以上 → 融資が厳しくなる
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🧑社長
そんな計算しているんですね・・・。
💴税理士
銀行は必ず計算しています。
逆に言えば、
この数字を意識すれば銀行評価は上がる
ということです。
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年商3億円の壁と銀行評価
年商3億円を超える会社は、
財務指標を理解している
決算書を銀行目線で見ている
借入戦略を考えている
という特徴があります。
一方で、
税金だけ気にする
決算書を読まない
銀行評価を理解していない
会社は、なかなか融資が伸びません。
貴社は、
営業キャッシュフローを説明できますか?
自己資本比率は何%ですか?
債務償還年数は何年ですか?
この3つを把握している社長は、銀行からの評価が明らかに違います。
銀行は、「利益が出ている会社」ではなく「返済できる会社」に融資します。
まとめ
銀行は決算書を見るとき、利益ではなく「返済できるか」を重視しています。
そのため、以下の3つの数字が特に重要です。
・営業キャッシュフロー(資金を生み出す力)
・自己資本比率(会社の体力)
・返済能力(借入金を返せるか)
この3つを改善することが、融資に強い会社になるためのポイントです。
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